書いている人:あやこ(元ダンサー。ダンスをやめて20kg増えた)
一緒に聞きにいった人:しづか(絶対に運動はしない人。体重とか普通に一定)

今日は、パーソナルトレーナーの塩屋未央さんに、話を聞いたよー!
いえーい!

<内容>
- ダイエットでトレーニングを始める
- 大会に出場
- トレーナーに転職!
塩屋先生、こんにちは。


こんにちはー!
塩屋先生は、わたしのパーソナルトレーニングの先生です。


GOSINという、大阪にあるパーソナルジムで、トレーナーをしています。

壁の色が爽やか。ⒸGOSIN
そして、現役の、ビキニ選手でもあります。

ビキニ選手?


ボディビルの大会の、ジャンルの一つです!
大会出場時の私の写真を、お見せします!

かっっっこいーーーーー!!!!!!!
腹筋!!!!!!肩!!!!!!!

ボディビルにも色んなジャンルがあるんですね!
全然知りませんでした。


今日はトレーナーの仕事だけじゃなく、ビキニ競技のことも、いろいろお話しますね!
わーい楽しみです!
さっそくですが、なぜパーソナルトレーナーになったのか、聞かせてください!
やっぱり、昔から、運動ばりばりされていたんですか?


全然です!
小学生のときは水泳をやっていたけど、高校生のときは何もしてなかったんですよ。
めっちゃ意外!
トレーナーになる人って、ずっと運動部だったのかと思ってました!
そこからなぜトレーナーに?


私はもともと、高校生のころから、自分の肌や体型にコンプレックスがあったんです。
高校生のころは、今より10kgぐらいぽっちゃりしていたし、肌トラブルも結構あって。
自分がそういうので悩まされていたから、人をきれいにするという仕事に興味を持って、高校卒業後、ちょっと働いてお金をためて、メイクの専門学校にいったんです。
卒業後は、人にメイクをしたり、化粧品の販売をしたりする美容部員をしてたんですけど、結婚を機に退職して、子供が2人生まれて。
美容部員の仕事に戻りたかったんですけど、子供がいると夜働けないので時間的に難しく、事務職として仕事復帰しました。
それから、だんだん子供の手がかかからなくなるにつれて、からだを動かしたいなーと思うようになって。
最初は、全然違うところで、パーソナルトレーニングに通ったんです。ダイエットのために。
で、目標の体重になったけど、体型はあまり締まってなかった。どうしよっかなーと思って、モチベーションのために、コンテストに出ようと思って。
一番最初の年は、ベストボディジャパンというコンテストに、2つ出たんです。

楽しそうな、めちゃくちゃ良い笑顔です!Ⓒ塩屋未央

その時はまだ、趣味の範囲でやっていただけだったし、結果は全然だったんですね。
それが、すごい悔しくて。
「入賞したい!」と思ったんです。
その時通っていたジムはあまりコンテストに特化していなくて、ここではないなと思って、別のジムを探したんです。
それで、ここ(GOSIN)に来たんです。
実はわたし、ここのジムのお客さんだったんですよ。
えーーーーーーーーーー!!!!!!
お客さんだったんですか!!!!!!


意外でしょ(笑)。
浅田さん(*)に見てもらってて。
(*)浅田剛心さん。GOSINのオーナー兼トレーナー兼ボディビル選手。2018年にはベストボディジャパンの京都大会で、ミドルクラス部門で優勝。
そのとき私は、9時から18時まで事務職で正社員で働いていたから、筋トレに来れるのは、家に帰って子供のご飯を作ったり世話をしたあと、21時とか22時からか、仕事に行く前の朝早く。
大変だったけど、それをずっとやってたから、それが自分の自信にも繋がって。
そこで、NPCJという別のコンテストに出て、入賞したんです。

アスリートになっています!Ⓒ塩屋未央
おおおお!
筋肉ももちろんですが、衣装やメイク、立ち方なども、さっきの大会の写真と全然違いますね!


またあとで説明しますが、大会によって、雰囲気や求められるからだが、違うんです。
そうした中で、育ててもらったこのジムで、トレーナーとして勤めさせて頂くチャンスをもらったんです。
すごいパターンですね!


私もトレーニング好きだったし、人のための仕事ってもともとずっとやりたかったから、いいなと思ったんです。
自分も筋トレしたりコンテストに出たりして人生が変わったから、それを人に伝えるのってすごいいい仕事やなと。ダイエットで悩んでる人も多いから、自分もダイエットしてたから、食品の知識とかトレーニングの知識とかを伝えられたら、うれしいなって。
それまで、トレーナーになろうと思ったことはなかったんですけど、この先、私は一生筋トレをやめることはないだろうとは思ってて。ずっと続けていくんやったら、トレーナーになるのもいいなって。
それで、GOSINのトレーナーになられたんですね。


いや、まだです(笑)。
まだ!?


うん、まだ(笑)。
その話をもらったときに、光栄だなと思ったけど、パーソナルトレーナーになるためには、ワンステップ必要だなと思ったんです。
仕事としてトレーナーになるためには、ただトレーニングをしてきた経験だけじゃなく、トレーナーとしての勉強が必要だなって。
それで、まずは、パーソナルではない某オープンジムで、トレーナーになる試験を受けたんです。
試験!?


そう。
そこでは、トレーナーになるために、実技テストと筆記テストをやっていて。
そこにパンと受けに入って、受けたら、受かったんです。
受けたら、受かった!?


(笑)。
そのジムから、受かりましたって電話があった瞬間に、8年間勤めていた会社に、「次の仕事決まったのでやめます」って言って(笑)。
浅田さんにも、他のジムを受けたこと自体言ってなかったんですけど、「受かったので修行してくるから、トレーナーとしていけるなと思ったら私をここで雇ってください」って言って。
それで、まずはそのジムで、トレーナーとして働き始めたんです。
かっこよすぎ……
転職するのに、不安とかはなかったんですか?


不安はあまりなかったかな。
当時、正社員を8年やっていたから、結構いい立場だったし、一生ずっとその仕事を続けるだろうなと思ってたんです。
それが、GOSINにきっかけを頂き、導かれるような形で、パーソナルトレーナーとしての道を歩むように。
そのとき私は30代後半で、トレーナーに転職するなら、ラストチャンスかな、と。
どうしよう、とかより、今やな、っていう。
やりたいことを仕事にするのって幸せだなと思ったんですよね。
トレーナーを仕事にするということが視野に入った後は、某ジムを受けることも、正社員の仕事をやめることも、すべて自分で決めて。家族にも浅田さんにも、「もうやめてくるんでー」って、事後報告(笑)。
事後報告!(笑)
もともとそういう感じなんですか?
自分で全部決めてやる、っていう。


そう。
やりたいと思ったらやりたい!
やらんと気ぃすまへん(笑)。
その資質は、ずっとありますね~。
垣沼さん、一緒でしょ?
一緒です(笑)。
それで、まずはオープンジムで働き始めたんですね。


そのジムは、たくさんの人が来る環境。私はそこで、お客さんにマシンの補助したりとか、栄養のアドバイスしたりとか。
すごく勉強になったし、本当に良い環境だったんです。
そこから、GOSINでパーソナルトレーナーとして働くようになって、オープンジムもやめました。
今はGOSINで、お客さんがたくさん来てくださっています。
お客さんスタートだったとはいえ、トレーナーになるきっかけをもらい、実際にオープンジムに受かって、トレーナーに転職されたのだから、やっぱりめちゃくちゃすごいですよね!


いやいや。
ただただ、筋トレが好きで、突き進んで行ったらそうなった、という感じです(笑)。
かっこよすぎ(2回目)


筋トレが好きすぎて(笑)。
きっかけをもらうことで、自信にもなったし、日々、筋トレずっと続けてて、自分のからだがほんまに変わっていくから、人にも伝えたいなーって本当に思って。
垣沼さんも、自分のからだが変わっていくって、言ってましたよね?
わたしも本当に、「こんな1週間で変わるんや!」てなるときありますね。
1週間トレーニングが空いたら、もう全然からだが違う。からだって何て正直なんだ!ってビビります。


1週間、2週間空いたら、ゆるんできてる気がするって、皆さんおっしゃいますよね。それは、見た目だけじゃなくて、メンタル的にも。
筋トレって、見た目も変わるけど、メンタルもすごく成長するんですよね。
からだへの思いの話になりますけど、からだって、内面的なものと、外面的なものがあって、わたしは両方大事だと思っていて。
次回、その話をします!
よろしくお願いします!

連載記事
- ①なぜトレーナーに?(この記事です)
- ②トレーナーとしての思い
- ③ボディビルのからだ
- ④ビキニ競技って?
この記事を書いた人

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人のからだがどういう仕組みで動いているのか気になって、分子生物学を学びに、大学へ行きました。
今は、いろんなパフォーマンスを通して、人のからだを考えようとしています。
いろんな人やしごとをに出会い、いろんなからだを知るたびに、「ああ、自分はなんて、頭でばかりわかった気になっていたんだろう。現実はこんなに広い!」と、感動します。
皆さんと、いろんなからだに出会っていきたいです。
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