パーソナルトレーナーでビキニ選手の塩屋未央さんに、トレーナーの仕事やボディビルの大会の話を聞いてみました!第一弾は、「運動してきたわけじゃないのに、ある日突然、トレーナーに!?」人生、何が起こるかわからない!何歳になっても、自分の可能性は無限大!

書いている人:あやこ(元ダンサー。ダンスをやめて20kg増えた)

一緒に聞きにいった人:しづか(絶対に運動はしない人。体重とか普通に一定)

あやこ
あやこ

今日は、パーソナルトレーナーの塩屋未央さんに、話を聞いたよー!

しづか

いえーい!

<内容>

  • ダイエットでトレーニングを始める
  • 大会に出場
  • トレーナーに転職!
あやこ

塩屋先生、こんにちは。

塩屋未央

こんにちはー!

あやこ

塩屋先生は、わたしのパーソナルトレーニングの先生です。

塩屋未央

GOSINという、大阪にあるパーソナルジムで、トレーナーをしています。

2020年11月に新店舗がオープン!
壁の色が爽やか。ⒸGOSIN
あやこ

そして、現役の、ビキニ選手でもあります。

しづか

ビキニ選手?

塩屋未央

ボディビルの大会の、ジャンルの一つです!

大会出場時の私の写真を、お見せします!

ジャン!Ⓒ塩屋未央
しづか

かっっっこいーーーーー!!!!!!!
腹筋!!!!!!肩!!!!!!!

あやこ

ボディビルにも色んなジャンルがあるんですね!
全然知りませんでした。

塩屋未央

今日はトレーナーの仕事だけじゃなく、ビキニ競技のことも、いろいろお話しますね!

あやこ

わーい楽しみです!

さっそくですが、なぜパーソナルトレーナーになったのか、聞かせてください!
やっぱり、昔から、運動ばりばりされていたんですか?

塩屋未央

全然です!

小学生のときは水泳をやっていたけど、高校生のときは何もしてなかったんですよ。

あやこ

めっちゃ意外!
トレーナーになる人って、ずっと運動部だったのかと思ってました!
そこからなぜトレーナーに?

塩屋未央

私はもともと、高校生のころから、自分の肌や体型にコンプレックスがあったんです。
高校生のころは、今より10kgぐらいぽっちゃりしていたし、肌トラブルも結構あって。

自分がそういうので悩まされていたから、人をきれいにするという仕事に興味を持って、高校卒業後、ちょっと働いてお金をためて、メイクの専門学校にいったんです。
卒業後は、人にメイクをしたり、化粧品の販売をしたりする美容部員をしてたんですけど、結婚を機に退職して、子供が2人生まれて。
美容部員の仕事に戻りたかったんですけど、子供がいると夜働けないので時間的に難しく、事務職として仕事復帰しました。

それから、だんだん子供の手がかかからなくなるにつれて、からだを動かしたいなーと思うようになって。

最初は、全然違うところで、パーソナルトレーニングに通ったんです。ダイエットのために。
で、目標の体重になったけど、体型はあまり締まってなかった。どうしよっかなーと思って、モチベーションのために、コンテストに出ようと思って。

一番最初の年は、ベストボディジャパンというコンテストに、2つ出たんです。

ベストボディ・ジャパンに初めて出たとき。
楽しそうな、めちゃくちゃ良い笑顔です!Ⓒ塩屋未央
塩屋未央

その時はまだ、趣味の範囲でやっていただけだったし、結果は全然だったんですね。

それが、すごい悔しくて。
「入賞したい!」と思ったんです。

その時通っていたジムはあまりコンテストに特化していなくて、ここではないなと思って、別のジムを探したんです。
それで、ここ(GOSIN)に来たんです。

実はわたし、ここのジムのお客さんだったんですよ。

あやこ

えーーーーーーーーーー!!!!!!
お客さんだったんですか!!!!!!

塩屋未央

意外でしょ(笑)。
浅田さん(*)に見てもらってて。

(*)浅田剛心さん。GOSINのオーナー兼トレーナー兼ボディビル選手。2018年にはベストボディジャパンの京都大会で、ミドルクラス部門で優勝。

そのとき私は、9時から18時まで事務職で正社員で働いていたから、筋トレに来れるのは、家に帰って子供のご飯を作ったり世話をしたあと、21時とか22時からか、仕事に行く前の朝早く。

大変だったけど、それをずっとやってたから、それが自分の自信にも繋がって。
そこで、NPCJという別のコンテストに出て、入賞したんです。

NPCJの大会で入賞したとき。
アスリートになっています!Ⓒ塩屋未央
あやこ

おおおお!
筋肉ももちろんですが、衣装やメイク、立ち方なども、さっきの大会の写真と全然違いますね!

塩屋未央

またあとで説明しますが、大会によって、雰囲気や求められるからだが、違うんです。

そうした中で、育ててもらったこのジムで、トレーナーとして勤めさせて頂くチャンスをもらったんです。

あやこ

すごいパターンですね!

塩屋未央

私もトレーニング好きだったし、人のための仕事ってもともとずっとやりたかったから、いいなと思ったんです。
自分も筋トレしたりコンテストに出たりして人生が変わったから、それを人に伝えるのってすごいいい仕事やなと。ダイエットで悩んでる人も多いから、自分もダイエットしてたから、食品の知識とかトレーニングの知識とかを伝えられたら、うれしいなって。

それまで、トレーナーになろうと思ったことはなかったんですけど、この先、私は一生筋トレをやめることはないだろうとは思ってて。ずっと続けていくんやったら、トレーナーになるのもいいなって。

あやこ

それで、GOSINのトレーナーになられたんですね。

塩屋未央

いや、まだです(笑)。

あやこ

まだ!?

塩屋未央

うん、まだ(笑)。

その話をもらったときに、光栄だなと思ったけど、パーソナルトレーナーになるためには、ワンステップ必要だなと思ったんです。
仕事としてトレーナーになるためには、ただトレーニングをしてきた経験だけじゃなく、トレーナーとしての勉強が必要だなって。

それで、まずは、パーソナルではない某オープンジムで、トレーナーになる試験を受けたんです。

あやこ

試験!?

塩屋未央

そう。
そこでは、トレーナーになるために、実技テストと筆記テストをやっていて。

そこにパンと受けに入って、受けたら、受かったんです。

あやこ

受けたら、受かった!?

塩屋未央

(笑)。

そのジムから、受かりましたって電話があった瞬間に、8年間勤めていた会社に、「次の仕事決まったのでやめます」って言って(笑)。
浅田さんにも、他のジムを受けたこと自体言ってなかったんですけど、「受かったので修行してくるから、トレーナーとしていけるなと思ったら私をここで雇ってください」って言って。

それで、まずはそのジムで、トレーナーとして働き始めたんです。

あやこ

かっこよすぎ……
転職するのに、不安とかはなかったんですか?

塩屋未央

不安はあまりなかったかな。

当時、正社員を8年やっていたから、結構いい立場だったし、一生ずっとその仕事を続けるだろうなと思ってたんです。
それが、GOSINにきっかけを頂き、導かれるような形で、パーソナルトレーナーとしての道を歩むように。

そのとき私は30代後半で、トレーナーに転職するなら、ラストチャンスかな、と。
どうしよう、とかより、今やな、っていう。
やりたいことを仕事にするのって幸せだなと思ったんですよね。

トレーナーを仕事にするということが視野に入った後は、某ジムを受けることも、正社員の仕事をやめることも、すべて自分で決めて。家族にも浅田さんにも、「もうやめてくるんでー」って、事後報告(笑)。

あやこ

事後報告!(笑)
もともとそういう感じなんですか?
自分で全部決めてやる、っていう。

塩屋未央

そう。
やりたいと思ったらやりたい!
やらんと気ぃすまへん(笑)。
その資質は、ずっとありますね~。
垣沼さん、一緒でしょ?

あやこ

一緒です(笑)。

それで、まずはオープンジムで働き始めたんですね。

塩屋未央

そのジムは、たくさんの人が来る環境。私はそこで、お客さんにマシンの補助したりとか、栄養のアドバイスしたりとか。
すごく勉強になったし、本当に良い環境だったんです。

そこから、GOSINでパーソナルトレーナーとして働くようになって、オープンジムもやめました。
今はGOSINで、お客さんがたくさん来てくださっています。

あやこ

お客さんスタートだったとはいえ、トレーナーになるきっかけをもらい、実際にオープンジムに受かって、トレーナーに転職されたのだから、やっぱりめちゃくちゃすごいですよね!

塩屋未央

いやいや。
ただただ、筋トレが好きで、突き進んで行ったらそうなった、という感じです(笑)。

あやこ

かっこよすぎ(2回目)

塩屋未央

筋トレが好きすぎて(笑)。

きっかけをもらうことで、自信にもなったし、日々、筋トレずっと続けてて、自分のからだがほんまに変わっていくから、人にも伝えたいなーって本当に思って。

垣沼さんも、自分のからだが変わっていくって、言ってましたよね?

あやこ

わたしも本当に、「こんな1週間で変わるんや!」てなるときありますね。
1週間トレーニングが空いたら、もう全然からだが違う。からだって何て正直なんだ!ってビビります。

塩屋未央

1週間、2週間空いたら、ゆるんできてる気がするって、皆さんおっしゃいますよね。それは、見た目だけじゃなくて、メンタル的にも。

筋トレって、見た目も変わるけど、メンタルもすごく成長するんですよね。

からだへの思いの話になりますけど、からだって、内面的なものと、外面的なものがあって、わたしは両方大事だと思っていて。

次回、その話をします!

あやこ

よろしくお願いします!

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この記事を書いた人

あやこ
あやこ
人のからだがどういう仕組みで動いているのか気になって、分子生物学を学びに、大学へ行きました。
今は、いろんなパフォーマンスを通して、人のからだを考えようとしています。

いろんな人やしごとをに出会い、いろんなからだを知るたびに、「ああ、自分はなんて、頭でばかりわかった気になっていたんだろう。現実はこんなに広い!」と、感動します。
皆さんと、いろんなからだに出会っていきたいです。
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